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2015年 5月 27日

2015WAO 大会二日目となる16日(土)は、朝の5時30分にホテルを出発し、7時からのコース検分に備えます。この時期のオランダは最低気温が10度前後、日中も15度前後とアジリティを楽しむには絶好のコンディションです。

2015WAO Courses Map

朝一配布されるコース図を受け取る各国チームマネージャー

午前中に個人ペンタスロンのジャンピング第二ラウンド、アジリティ第二ラウンド、個人バイアスロンの予選ラウンドとなるジャンピングが行われました。

2015WAO-Saturday-AM-Courses

個人バイアスロンの予選ラウンドとなるジャンピングは、コース全長が171mで、300クラスと400クラスの標準タイムが43秒、525クラスと650クラスの標準タイムが39秒となっています。

コース前半は丁寧なハンドリングを要求されるシークエンスですが、後半は伸びのあるスピードコースとなっており、参加したどのペアの決勝進出に向けて攻めの走りをしていました。

2015WAO TeamJapan

バイアスロンジャンピングを前に気合いを入れる日本代表ペアの面々

個人バイアスロンに出場した日本代表ペアは、300クラスの白松&クレアペア、渡辺&かるらペア、岡本&紅ペア揃って決勝ラウンドに進みました。

400クラスは、吉本&ののペア、秋池&クールペアが、525クラスは、荒木&ピスコペア、土岐&ニナペアが決勝ラウンドに進出し、650クラスは、若林&かんなペア、山本&パーチェペア、高橋&プッチペアが決勝ラウンドに進みました。
個人ペンタスロンの予選第二ラウンドとなるジャンピングは、コース全長166mで、300クラスと400クラスの標準タイムが42秒、525クラスと650クラスの標準タイムが38秒となっています。

障害間が狭いところと広いところがランダムに設置され、横幅の狭い第二リングの関係からか隣り合う障害が多く、いたるところにトラップがあり注意力を必要とされるコースとなっていました。

2015WAO Pent-JP2 Course Work

個人ペンタスロン ジャンピング第二ラウンドコース検分

 

個人ペンタスロンの最終予選ラウンドとなるアジリティは、コース全長191m、300クラスと400クラスの標準タイムが53秒、525クラスと650クラスの標準タイムが48秒となっています。

メインリングで行われたこの競技、とにかく障害間が広くスピードに乗った犬をいかに無駄なくコントロールするかが問われる難しいコースとなっています。結果、個人ペンタスロン予選ラウンドで最も失格の多い競技となりました。

2015WAO Pent-AG2 Course Work

個人ペンタスロン アジリティ第二ラウンドコース検分

個人ペンタスロンに出場した日本代表ペアは、400クラスの吉本&ののペアが総合15位、秋池&クールペアが総合20位で決勝進出。650クラスの高橋&プッチペアが総合12位で決勝ラウンドに進出しました。
午後は、チームペンタスロンの予選ラウンドの最後となるアジリティ第二ラウンド、個人ゲームズの決勝ラウンドとなるギャンブラーが行われます。

2015WAO-Saturday-PM-Courses

第二リングで行われたチームペンタスロンのアジリティ第二ラウンドは、犬もハンドラーもスピードの緩急が求められるテクニカルなコースで、コース取りもハンドリングも多彩なコース戦略が組める面白いコースとなっています。

ただ、個人戦ではなくチーム戦で、この競技の結果次第で明日の決勝ラウンドに進めるかどうかが決まるので、決勝ラウンド進出を狙うチームにとってはプレッシャーに負けない走りが要求されます。

予選の3走を終わって総合8位に付けている日本チームは、300クラスの岡本&紅ペア、525クラスの荒木&ピスコペア、650クラスの若林&かんなペアに決勝ラウンド進出を託しました。

既に午前中3走し、遠征の疲れもピークに達した中で、大きなプレッシャーと闘いながら各ペアがベストを尽くした走りをしましたが、結果、総合9位で明日の決勝ラウンドには進出できませんでした。
チーム戦終了後は、個人ゲームズの決勝ラウンドとなるギャンブラーが行われます。オープニングタイムが全クラス30秒、ギャンブルゲームは300クラスと400クラスがゲームタイム14秒、525クラスと650クラスがゲームタイム12秒で、4障害で構成されるゲーム1が10ポイント、5障害で構成されるゲーム2が20ポイントとなっています。

また、オープニングにおけるボーナスゲームがコースの四隅に設置された障害を通過することで8ポイントのボーナスポイントを与えられます。
オープニングゲームにおけるコース戦略は色んなパターンが考えられますが、ゲームタイムが30秒なので、ボーナスポイント8ポイントを獲得するコースでなければオープニングゲームにおけるポイントを伸ばすことはできません。

2015WAO Gamblers Course Work

個人ゲームズ決勝 ギャンブラーのコース検分

ギャンブルゲームもゲーム1、ゲーム2共に難しい遠隔ではないのですが、実際競技が始まってみるとほとんどのペアが制限時間内にフィニッシュできず、4クラス合計160ペアのなかでゲーム1を成功させたのはたったの9ペアでした。ゲーム2は誰も成功しませんでした。

ギャンブラーの出場した日本代表ペアは、オープニングゲームはボーナスポイントを含めて30ポイント以上を獲得したのですが、ギャンブルゲームは制限時間にフニッシュすることが出来ませんでした。
大会二日目は早朝から夜遅くまで競技が行われ、午前中は小雨の降る中で屋外リングで1走、その後屋内リングで2走と計3走の予選ラウンドをこなし、午後からはプレッシャーの中でチーム戦の最終予選とゲームズの決勝ラウンドを走ると云うタフな一日になりました。

遠征の疲れもピークに達し、疲労とプレッシャーの中で走るのは人も犬も肉体的、精神的にタフでなければなりません。そんな中で日本代表の各ペアはベストな走りをしてくれました。

明日は、いよいよ大会最終日。個人ペンタスロン、バイアスロンの決勝ラウンド、ボーナスクラスのスピードステークス、チーム戦の決勝ラウンドが行われます。
2015 World Agility Open Championships 報告1

2015 World Agility Open Championships 報告3

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