Our Message
理解しあうことで深まる絆
大切な友と広がる世界
もっともっと
心豊かに暮らせるように
そんな願いからドッグスポーツ&ドッグトレーニング専門のポータルサイトとして「e-doglearning.com」をオープンしました。
インタビュー
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イードッグラーニングの代表である富永伸哉は、20年以上に渡ってコンピュータシステムやネットワークシステムのシステムエンジニアとしてIT業界で活躍してきました。日本のインターネットの創設期から様々なコンピュータ・ネットワークシステムの構築に携わってきました。趣味はスポーツで週末は子どもの野球チームのお手伝いや仕事仲間とのゴルフを楽しんでいました。
1999年の暮れに彼の家に一匹の子犬がやってきました。彼の名は「アルフ」。ウェルッシュコーギーのとても元気な男の子です。彼との出会いはこれまでの生活を大きく変えることになりました。彼を通してドッグアジリティに出会い、ドッグアジリティを通して国内はもとより世界中の人と出会うことができました。ドッグスポーツを通して学んだ人と犬との絆、人と人との出会いはこれまで経験したことのない幸せな時間をもたらしました。
Q. ドッグアジリティとの出会いは?
私がドッグアジリティ(※)に出会ったのは、2000年7月、地元のドッグスクールで開催されたドッグアジリティ大会でした。犬を飼い始めて7ヶ月目の事です。人の指示でハードルを飛んだり、トンネルを駆け抜ける犬達は、どの犬も自信に満ち溢れた誇らしげな顔をし、飼い主もパートナーを信じて一緒に走る姿に感動した事を今でも鮮明に覚えています。
※ ドッグアジリティのご紹介
犬とハンドラーと呼ばれる人(指導手)がペアとなり行われる障害物を用いた競技です。ハンドラーが犬に指示を出し、障害を決められた順序の通りに通過します。失敗、拒絶のミスがなくかつ標準タイムと呼ばれる制限時間内に障害を全て通過したペアのうち、最もタイムが少ないペアが1位となります。世界40カ国以上の国と地域で楽しまれており、世界大会も開催されているドッグスポーツです。
Q.ドッグアジリティはいつから始めたのですか?
2002年1月から自分自身もパートナードッグを迎えてドッグアジリティを始めました。2005年には世界大会出場の切符をかけた日本代表選考会で優勝し、初めて米国で開催された世界大会にも出場する事ができました。ドッグアジリティを始めてからの12年間はドッグアジリティの本質でもある「より速く、より正確に」を求めて仕事の合間、許される時間のほとんどをハンドリングやコースの研究、トレーニングに明け暮れました。
Q.ドッグアジリティの魅力は?
ドッグアジリティの醍醐味は、人だけ良くてもダメ、犬だけ良くてもダメ、人と犬が心身共に一体となった時にはじめてパフォーマンスするドッグスポーツです。これは、ドッグアジリティに限った事ではなくドッグディスクやドッグダンス等のドッグスポーツ全般に云える事だと思います。その為に、人と犬が一体となって日々トレーニングし、多くの壁を乗り越えながら成長していかなければなりません。器具を使ったトレーニングはもとより、日常の生活においても常にパートナーとの意思疎通をはかる事が要求されます。高いパフォーマンスを得るためには、より高度なテクニックを追い求める事も重要ですが、共に日々健康で健全な関係性を維持し続ける事が何よりも重要です。愛好者の年齢も下は10代から上は60代までと幅広く、同じパートナーと10年以上も競技を楽しむ事ができるのもドッグスポーツの特徴の一つです。
ドッグアジリティのもう一つの魅力は、ドッグアジリティを通して知りあった多くの仲間たちです。共に誰よりもパートナーを愛し、ドッグアジリティを愛する人々の輪は世界中に広まっています。
私自身もこの12年間で日本国内はもとより世界中に多くの友人が出来ました。性別はもとより年齢も社会的地位や立場も全く異なりますが、パートナーを愛し、ドッグアジリティを愛する一点で結ばれた友人たちは色んな壁にぶつかった時、親身になって私達ペアを支えてくれました。
時には家族以上の存在として、ドッグアジリティの事だけではなく、犬を飼う事の意味や犬がいる生活全般について、自分自身の人生観に多大な影響を与えてくれました。ドッグスポーツを愛する心、犬を愛する心、命を愛する心、家族や友人を愛する心、ドッグアジリティを通して心豊かに生きる事を学んだような気がします。
Q.ポータルサイトを立ち上げられた理由は?
今現在日本国内においては年間7万7千頭の犬が動物管理センターに引き取られ、4万3千頭(※)の犬が殺処分されています。欧米諸国と比較すると桁違いに多い数です。ちなみにドイツでの犬の殺処分数は0です。ドッグスポーツを愛するものとして、やりきれない気持ちでいっぱいです。
※ 環境省自然環境局 総務課 動物愛護管理室 統計資料によると、平成23年度に全国の動物管理センターでの引き取られた犬は77,805頭、そのうち殺処分された犬は43,606頭にのぼります。(幼犬含む)
飼育放棄する飼い主も何らかの事情があっての事だと思っています。誰しもが最初から飼育放棄するつもりで犬を飼う事はないはずです。
- 日々の生活でパートナーとの意思疎通がもっとできれば・・・
- ただ漠然と犬を飼うのではなく犬と共に人生を楽しむ事ができれば・・・
- 困った時、支えてくれる友人たちがいれば・・・
犬を飼い始めた時にドッグスポーツと出会っていれば、いくらかはこの不幸な命を無くすことができるかも知れない。そんな想いがいつしか沸き起こっておりました。
これまで20年以上に渡ってIT業界で培ったコンピュータ&ネットワーク技術、それにドッグアジリティを通して得た知識や経験を活用して、ドッグスポーツを通じて人と犬の絆を深めるような様々なサービスを提供しようと想い、当サイトをオープンしました。
2013年12月
株式会社イードッグラーニング 代表取締役 富永 伸哉