気付けば今年も残すところあと一ヶ月足らずとなってしまいました。
本当に月日の経つのは早いですね・・・(^^;)
10月以降、連続して色々なイベントに参加させていただきましたが、イベント毎に新たな発見や気付き、出会いがございましたので、ここにご紹介していきたいと思っております。
10月の最大のイベントと云えば、4年ぶりとなる「2015 USDAA Cynosport World Games」にパートナードッグであるマオと参加してきました。
この大会はアメリカのドッグアジリティ―団体である USDAA が主催するドッグアジリティの国際大会で私個人としてはとても思い出深い大会です。
最初に参加したのは2005年のスコッツデール大会で当時のパートナードッグはジョナサンでした。ジョナサンとはその後、2006年、2007年、2009年と4回参加する事ができました。
2011年のルイビル大会にはジーニーをパートナードッグとして参加して、今回はマオと4年ぶりの大会参加となりました。
今年の大会はテネシー州のマーフリーズボロと云う町の「Tennessee Miller Coliseum」と云う馬術センターで開催されました。マーフリーズボロはナッシュビルから60㎞程離れた町で人口は10万人程度だそうです。
南北戦争時の「ストーンリバーの戦い(1862年12月31日~1863年1月2日)」の戦地で、この戦いで多くの死傷者を出したそうです。
大会自体は10月21日~25日までの5日間開催され全米を中心に日本やプエルトリコ、メキシコ、中国などが参加しています。
私とマオはご一緒する他の日本代表ペアと一緒に19日月曜日に成田からアトランタへ飛行機で移動し、アトランタからマーフリーズボロまで350㎞を車で移動しました。
ご存知の方も多いかと思いますが、日本から海外に犬を連れて旅行する際には、動物検疫の手続きが必要になります。特に日本に帰国する際に事前の手続きをしていないと犬だけが入国できなかったり、最長で180日間係留される事になります。
今回も事前に動物検疫の手続きを済ませ、アメリカに渡った翌20日には現地の動物病院で帰国のための健康診断を受けました。その後、アメリカの農水省にあたるUSDAに書類を提出して帰国のための手続きが完了します。
毎回海外遠征する度にこの手続きに神経を使いますが、大事な愛犬と一緒に無事に帰国するために必要な手続きですので仕方ありません。・・・本音を云うと、短期旅行の場合はもう少し簡略化した手続きでも良いと思うのですが、皆さんはどう思われますか!?・・・
さて肝心の大会ですが、現地時間21日(水)から競技が始まりました。私とマオは22インチクラス(体高が22インチ以下)でマスターチームチャンピョンシップ、スティープルチェイスチャンピョンシップ、グランプリドッグアジリティワールドチャンピョンシップの3つのチャンピョンシップタイトルの競技に参加しました。
水曜日から各チャンピョンシップの予選が始まり、予選結果に応じてセミファイナル、ファイナルへと駒を進めていきます。
私とマオペアは初めての海外遠征で普段通りの走りができるかどうか不安でしたが、マオ自体は普段通り高い集中力で走ってくれました。そんなマオを上手に導いてやれれば良かったのですが、肝心のハンドラーが集中力を欠く走りで結果につなげることは出来ませんでした・・・(涙)
一緒に参加した日本代表チームは個々にそのペアの持ち味を発揮して素晴らし走りで会場を魅了しました。日本チームならではの細かな配慮はパートナーだけでなく参加したすべての国のドッグアジリティ愛好者に感じ取っていただけたような気がします!
海外遠征のお楽しみと云えば、犬グッズのお買い物です(^^) 普段海外製品を取り扱っているとは云え、まだ日本に未発表の優れものグッズはないか会場のグッズ売り場を物色してきました。
トレーニングアイテムとしての犬のおもちゃも色々と新しい商品が販売されていましたが、その中でも一目ぼれしたのが「フリース&ファーボールリングタグ」です。
この商品は人気の高い「フリース&ファーボールタグ」をリングタイプにしたもので、テニスボールの大きさがスモールサイズで直径5cm程、ラージサイズで直径7cm程の2サイズあります。リング全体の直径も20cm程ですので、扱い易く、手元でのタグプレイも楽になりそうです。
それ以外にもアジリティ道具やアメリカならではの手作りのリードや首輪など心惹かれるものが沢山ありました。
グッズ販売以外にはマッサージやカイロと云ったボディケアのブースも沢山出店していました。以前、この大会に参加した時もこの手のブースはあったのですが、今年はグッズ販売と変わらない程、沢山のブースが出店していました。
Facebookで知り合った「IT’S POSSIBLE」の Robert J Porter さんも出店していたので、初めて直接お会いして話をさせていただきまいた。彼らはバランスボールやトレッドミルを使ったリハビリテーション&フィットネスをサービスしています。
アメリカでも近年スポーツドッグに対するヘルスケア、ボディケアに対する関心が高くなっているそうで病後のリハビリテーションだけでなく怪我を予防するためやパフォーマンスを向上させるためのフィットネストレーニングが注目されているそうです。
5日間の大会も無事に終了し、帰路は同じように車でアトランタまで移動し、アトランタから空路で日本に帰国しました。
4年ぶりの大会参加でしたが、4年前とはまた違った形で大会を楽しむ事ができました。ご一緒させていただいた日本代表チームの皆様、チーム監督、チームマネージャーの皆様、大変お世話になりました。この場を借りて御礼申し上げます。ありがとうございました。
来年2016年の本大会はアリゾナ州で開催されるそうです。
つづく・・・